【ルーブル美術館】脚に貼り付く布の、美しいこと!
パリに来て、世界三大美術館のルーブル美術館に行かないわけはない。
噂に聞くルーブルはとにかく見るものが多いと言うことで、3時間程のガイドツアーを事前に申し込んでいました!
オルセーであの疲れを経験していたので、大正解!(予約してた私ありがとう)
集合場所に悪びれもなく10分ぐらい遅れたカップルにこらっとガンを飛ばしつつ(遅刻はダメ、絶対。というか演技でもいいからごめんなさーい的な雰囲気欲しいな)、気を取り直して突撃ー!
私、この旅行まで、この有名なピラミッドの所に入り口があってそこから地下へ入れるなんて思ってなくて普通にびっくりしました。(ここから入ってないけど笑)
下から眺める日が来るとは!
ツアーは、まずルーブルの歴史等説明を聞きながら、やってきたのは彫刻ゾーン。
........そうか、 これって、石から出来てるんやんな?
え?そうやんな?
うわー、うそやん.....................!
っていちいち驚くぐらい全部すごい。
下の写真も人とマットレス(?)は別々に作ったらしく、この沈み込む感じがリアルすぎるし、そもそもシーツの絡まり具合とか足浮いてるのとかマットレスのふかふか感とか、ひー!っていうくらい衝撃をうけました。
このツアーで一番ファンになったのが、サモトラケのニケ。
もちろん存在は知ってたし、遠目で「あ!あそこにニケある。」って軽い気持ちで近づいたら......
とてつもなく美しくかっこいいニケさんを発見したのです。
私が感じたかっこいいポイント以下挙げました。
・あなた船に乗ってるのね!
・脚に貼り付く布の精妙さといったらもう......
・おへそまで細かく描写
・船の舳先で風と飛沫を浴びているのであろう臨場感
・頭や腕、片方の翼の欠落という不完全の美
・てか腕取れてるのに翼が残っているなんでまるで計算されたかのよう!
・左右からの拝む姿がこんなにも違って素敵
などなど。
あぁ好き!笑
近くに近年発見されたという手の一部が展示されていました。
何かを握っていたような造りだったと。
全体像はいったいどんな様子だったのかすっごく気になりますが、このミステリアスさがまた良し。
世界のルーブルですから、次から次へとみどころいっぱいです。
一際混み合う部屋の奥に鎮座するあの方は!
人混みの中でじっくり観察できなかったけど、一緒に写真も撮れたし、あの独特な雰囲気と表情を間近で見られて満足です。
こちらも教科書で幾度と目にしたドラクロアの「民衆を導く自由の女神」
ちっちゃい写真でしか見たことなかったから、予想外の巨大なキャンバス!
そして、「民衆を導く自由の女神」と同じ構造で描かれたという
この作品、とても引きつけられました。
実際に起きた事件を元に描かれています。
生き残った人たちの必死な様子や、死体の描写、全体の躍動感。
怖い物見たさも相まって、しばらく見入っていました。
後で調べると、作者のジェリコーは死体を描くために、病院や死体安置所へ行ってスケッチしたそう。
ツアーの後半、余った時間にフェルメールの所へ連れてきてもらいました。
フェルメールの作品好きな私はわくわく。
その途中、疲れた我らの前にソファーが!
突如始まった椅子取りゲームに敗れた私は、とぼとぼと隣の部屋へ。
するとそこにあるではありませんか!フェルメールの作品が!
「天文学者」と「レースを編む女」の前に誰もいない空間にひとりで立った時の興奮は忘れられません。
日本の展覧会だと山のような人だかりから覗くのが精一杯なのに、まさかの独り占め!
捨てる神あれば拾う神あり。笑
最後はこれ!
「目には目を、歯には歯を」のハンムラビ法典。
へー!これがあのー!とか言ってみたものの、ほんまに書いてるん?笑(ガイドさんを疑っている訳ではない!)
隣の指さされて同じこと言われても絶対気付かんな、これは。